目次
1. ヘリオプシスとは
ヘリオプシス(Heliopsis)は、キク科の多年草で、夏から秋にかけて明るい黄色やオレンジの花を咲かせる丈夫な植物です。特に「ブリーディングハート(Bleeding Heart)」は、深みのあるブロンズカラーの葉と黄金色の花のコントラストが魅力的な園芸品種です。花壇のアクセントや切り花として人気が高く、耐寒性もあり、日本の庭でも比較的簡単に育てることができます。
「ブリーディングハート」は名前の通り、ハートを思わせるような赤みがかった葉色が特徴的で、他のグリーン系植物とのコントラストを演出するのに最適です。見栄えが良いだけでなく、丈夫さと花期の長さも大きな魅力といえるでしょう。
ヘリオプシス(ブリーディングハート)基本データ
- 学名:Heliopsis helianthoides ‘Bleeding Hearts’
- 和名:キクイモモドキ(ヘリオプシス)
- 科名:キク科
- 属名:ヘリオプシス属
- 原産地:北アメリカ
- 分類:多年草(宿根草)
- 草丈:60~80cm前後
- 花期:6月~9月(条件が良ければ10月まで)
- 花色:黄色
- 葉色:銅葉・ブロンズカラー
- 耐寒性:強い(-15℃程度)
- 耐暑性:強い
- 利用:花壇、ボーダーガーデン、切り花
春(3月〜5月):芽吹きと植え付けの季節
春になると株元から新芽が顔を出します。冬に地上部が枯れていても、春にはまた元気に芽吹いてくれるので「ちゃんと生きてたんだなぁ」とホッとする瞬間です。
- 植え付け適期:春の3月〜5月は新しい苗を迎えるのに最適です。庭や鉢に植えるなら今!
- 用土準備:水はけが良く、腐葉土や堆肥をしっかり混ぜ込んで。
- 肥料:新芽が伸びてきたら、株元に緩効性肥料をひとつまみ。成長スイッチが入ります。
- 支柱準備:草丈がぐんぐん伸びるので、倒れ防止のために早めに支柱を立てておくと安心です。
初夏(6月):開花がスタート
気温が安定すると、いよいよ花が咲き始めます。小さなひまわりのような黄色の花が次々に咲いて、庭が一気に明るくなります。
- 水やり:鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり。地植えは雨まかせでOK。
- 肥料:開花期に入ったら、液肥を2週間に1回与えると花付きが良くなります。
- 花がら摘み:咲き終わった花をそのままにしないこと。摘むほどに次のつぼみが上がってきます。
盛夏(7月〜8月):花盛りと暑さ対策
夏本番。株はぐんぐん大きくなり、花壇の後ろから黄色の花が顔を出します。
- 水やり:真夏は朝か夕方に。特に鉢植えは乾きやすいので注意。
- 切り戻し:草丈が高くなりすぎたり、花が一段落したら株を半分くらいに切り戻します。秋にまた花を楽しめます。
- 暑さ対策:西日が強い場所は遮光ネットやほかの植物の影で少し守ってあげると葉焼けを防げます。
秋(9月〜11月):二度目の花と紅葉する葉
夏に切り戻しておいた株から再び花が咲き、涼しくなってくると葉のブロンズ色もより深みを増します。
- 追肥:9月頃に軽く緩効性肥料を与えると秋の花が元気に咲きます。
- 花がら摘み:こまめに続けて花期をできるだけ長く楽しみます。
- 冬支度:11月に入ったら、地上部が枯れる準備が始まります。株元に腐葉土を寄せておくと、冬の寒さから根を守れます。
冬(12月〜2月):休眠期
冬になると地上部はすっかり枯れてしまいます。でも、根はしっかり生きているので心配ご無用。春を待って静かに休んでいます。
- 刈り取り:枯れた茎は地際で刈り取ってしまってOK。見た目もすっきりします。
- 防寒:耐寒性が強いので基本は不要ですが、寒さが厳しい地域では株元に落ち葉や腐葉土をかけてあげると安心です。
- 休養の季節:冬はほとんど手間いらず。庭全体のデザインを考えたり、来春に向けて植え替えや株分けの計画を立てるのもおすすめです。
病気と害虫
- 病気:うどんこ病に注意。株間をあけて風通しを確保。
- 害虫:アブラムシが新芽につきやすいので、見つけたら早めに対処。ナメクジ対策もしておくと安心です。
増やし方
- 株分け:春や秋に株を掘り上げ、自然に分かれている部分を分けて植え直します。
- 挿し芽:5〜6月に新芽を切り取り、挿し木用土に挿すと発根します。
庭での楽しみ方
- 花壇の背景に:背丈があるので後方に植えると全体がまとまります。
- カラーリーフとの組み合わせ:銅葉はシルバーリーフや緑葉と相性抜群。
- 切り花に:花もちが良いので、花瓶に挿しても長く楽しめます。
まとめ
ヘリオプシス「ブリーディングハート」は、丈夫で花期も長く、庭を華やかにしてくれる宿根草です。
- 春に植え付けて肥料を与え
- 夏は花がら摘みと切り戻しで繰り返し咲かせ
- 秋は深まる葉色と再びの花を楽しみ
- 冬は地上部が枯れても根が生きていて翌春また芽吹く
このサイクルを知っておくだけで、毎年安心して育てられます。初心者の方でも失敗が少なく、ベテランでも庭のアクセントに重宝する「頼れる宿根草」。私の庭でも夏の主役になってくれる大切な存在です。

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